「信用しているからこそ」──自分で確認するという習慣の大切さ
忙しい毎日、管理職は多くの情報を部下からの報告や進言をもとに判断し、意思決定を下します。もちろん、信頼できる部下の意見に耳を傾けることは組織運営において欠かせない姿勢です。
しかし最近、改めて感じていることがあります。
それは、「いかに信用している部下からの進言であっても、自分の目で現場を確認することで印象がまったく違う場合がある」ということです。
“現場を見ずに判断”は大事故のもと
部下の話をそのまま鵜呑みにしてしまい、実際に現場を見ずに判断を下すと、思いもよらぬズレが起こってしまうことがあります。
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現場の空気感
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実際の利用者やスタッフの表情
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微妙な環境の変化
こういった**数字や言葉では表現しきれない“リアル”**を見逃してしまうのです。
もし、そのまま判断を誤れば、小さなトラブルが大事故に発展する可能性さえあります。
だからこそ、管理者は“確認する習慣”を持ち続けることが必要です。
一緒に現場を確認することが信頼関係を生む
もう一つ大事なことがあります。
それは、部下も「上司に現場を見てほしい」という思いを抱えているということ。
一緒に現場を確認し、課題を共有することによって、
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部下の不安が和らぐ
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管理者との信頼が深まる
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組織としての一体感が増す
といった非常にポジティブな効果が生まれます。
「見るだけで変わる」──そんなことも多々あります。
だからこそ、**“信用してるから任せる”だけでなく、“信用してるからこそ一緒に確認する”**という姿勢を大切にしていきたいと感じています。